概要
GNsDockはストレージ上にいくつかのデータ領域を確保します。
この領域を総称してスペースと呼びます。
スペースには作業を行う環境を定義するための設定ファイルやスクリプトなどが格納されます。
ユーザーはスペースを切り替える事で作業環境を切り替える事が出来でき、スペースを共有する事で各ユーザーが同一の環境を再現する事が出来るようになります。
例えば、プロジェクトごとにスペースを用意して利用するアプリケーションのバージョンをそれぞれ指定する事でスペースを切り替えるだけでバージョンが統一出来ると言った事が出来ます。
各スペースの詳しい説明は次の章を参照してください。
スタジオスペース
スタジオで共有される情報を格納するためのスペースです。
スタジオが想定する範囲はローカルネットワーク内がそれに当たります。個人で利用する場合は単純に作業端末がそれに当たります。
スタジオスペースにはスタジオ内で共通する情報が格納されます。例えばアプリケーションのインストール先、ライセンスサーバーの場所、スタジオ名などです。
スタジオスペースの情報はそのスタジオで作業するアーティストが共有します。
プロジェクトスペース
プロジェクトで共有される情報を格納するためのスペースです。
プロジェクトスペースにはアプリケーションのバージョン、利用するプラグイン、ディレクトリ構造などが格納されます。
プロジェクトスペースはプロジェクトに携わるすべてのアーティストが共有します。
データ同期設定されている場合はクラウドを介してスタジオ間でも共有されます。
ユーザースペース
ユーザースペースは各アーティストが個別に持つスペースです。
ユーザースペースにはメールアドレスやタイムゾーン、GUIの選択状態などが格納されます。