インストール

ダウンロード

まずパッケージをダウンロードします。
利用規約を同意した上でダウンロードを行ってください。
圧縮されたパッケージファイルDNsDock.zipがダウンロードされます。

配置

ダウンロードされたGNsDock.zipを配置します。
配置方法にはいくつかのシナリオが用意されていますので状況に応じて配置してください。

共有ストレージに配置する

複数人で作業する場合の最も推奨される配置方法です。
任意の共有ストレージにパッケージを配置出来ますが、利用するすべての端末から同一のパスで参照できる必要があります。
UNCでも問題はありませんが複数のスタジオで共有する事を想定してドライブにマウントしたパスで利用する事をお勧めします。

ローカルストレージに配置して設定ファイルを共有する

GNsDockは内部にPython実行環境を持っており、GUIなど負荷の掛かるライブラリを内包しています。
共有ストレージからの実行に時間が掛かってしまう場合はこちらのシナリオを検討してください。
GNsDockの設定ファイルには共有する必要があるフォルダやファイルの場所や拡張モジュールの指定を行っていますので設定ファイルを共有する事で同一の振る舞いをさせる事が出来ます。
GNsDock.zipを解凍するとGNsDockフォルダが展開されます。
規定の設定ファイルが次のパスに配置されています。GNsDock/bin/config.toml
この設定ファイルを共有ストレージの同一のパスで参照できる場所にコピーします。
設定ファイルの場所をGNsDockに指示するために環境変数「GNS_CONFIG_FILE」を追加して設定ファイルのパスを指定します。

全てをローカルストレージに配置する

設定ファイルを共有するためには環境変数を追加する必要があります。
もし、環境変数を操作する権限がない場合はこちらのシナリオを検討してください。
上記で説明した通り、設定ファイルには共有するべき情報が格納されていますがメンテナンスのしやすさなどの利便性を除けば設定ファイルそのものを共有する意味はありません。
GNsDockを利用する各々が同一の設定ファイルを内部に持てば同じ事です。
設定ファイルの変更の仕方は次項で解説していますのでそちらも参照してください。

パッケージを更新する(windows)

解凍された直後のパッケージは最小限のファイルしかない状態ですので一度更新を行う必要があります。
GNsDock/bin/update.batを実行してください。
ネットの環境にもよりますが初回は数分以上かかる事があります。
コンソールに「続行するには何かキーをおしてください。。。」と出力されたら終了です。
キーを押してもウインドウの終了ボタンで終了しても構いません。

設定ファイルを編集する

設定ファイルにはスタジオフォルダとプロジェクトフォルダの場所の指定や拡張モジュールの追加などを行います。
既定値の設定ファイルは次の場所にあります。GNsDock/bin/gnsdock.ini
この既定値の設定ファイルはアップデートの度に上書きされますので編集する場合は別の場所にコピーする必要があります。
設定ファイルの配置方法は2通りあります。

  • GNsDock/gnsdock.iniとして配置する。
  • 任意の場所に配置して環境変数(GNS_CONFIG_FILE)でパスを指示する。

コピーしたファイルをテキストエディタなどで編集します。
書式はini形式というフォーマットで記述する必要があります。
設定項目は以下のようなものがあります。

変数名セクション規定値説明
studio_dir[win]
[mac]
[lnx]
list[string]../../studiosスタジオディレクトリのルートディレクトリ
プラットフォーム毎に[win][mac][lnx]セクションの下に定義します。
指定したディレクトリ以下にスタジオフォルダが作成され関連データが格納されます。
相対で指定した場合はこの設定ファイルからの相対になります。
project_dir[win]
[mac]
[lnx]
list[string]../../projectsプロジェクトディレクトリのルートディレクトリ
プラットフォーム毎に[win][mac][lnx]セクションの下に定義します。
指定したディレクトリ以下にプロジェクトフォルダが作成され関連データが格納されます。
相対で指定した場合はこの設定ファイルからの相対になります。
user_dir[win]
[mac]
[lnx]
list[string]../../usersユーザーディレクトリのルートディレクトリ
プラットフォーム毎に[win][mac][lnx]セクションの下に定義します。
指定したディレクトリ以下にユーザーフォルダが作成され関連データが格納されます。
相対で指定した場合はこの設定ファイルからの相対になります。
custom_dir[win]
[mac]
[lnx]
list[string]Noneカスタムスクリプトのディレクトリ
パスを指定するとGNsDock起動時にpythonパスに追加されます。
modules[app]list[string]NoneGNsLauncherから起動するアプリケーションの拡張モジュール
structure[store]list[string]NoneGNsStoreの拡張モジュール

主に編集する必要がある項目は各プラットフォームのstudio_dirs、project_dirsになります。
複数のプラットフォームで利用される事が想定されない場合は対象の1つだけで構いません。

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